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【催事報告】没後30年 土方巽を語ること Ⅵ

◇ 没後30年 土方巽を語ること Ⅵ

【日 時】2016年1月21日(木)

・護摩焚き/舞踏  14:00 –

・土方巽をかたることⅥ  16:00 –

【H P】http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/30th-anniv-of-hijikatas-death/

 

舞踏の創始者土方巽の命日にである1月21日に「土方巽を語ることⅥ」を開催しました。本年は没後30年のメモリアル年ということもあって、例年より多くの方に参加していただきました。
大学東館G-SECを会場に、午後4時から午後9時までの長い時間にわたる「語ること」でした。土方巽アーカイヴから2015年の活動やトピックスの報告とともに、参加者の土方巽との思い出や舞踏をめぐっての意見や質問で時間が過ぎました。
また、秋田から来られた秋田舞踏会の方々の『病める舞姫』の秋田弁での朗読、スズキヤスコさんの土方巽に捧げるパフォーマンスも行われ、会場も賑やかになりました。
午後7時からはゲストの谷川俊太郎さんをお迎えして、さまざまなお話をうかがうことができました。谷川さんと土方巽は、1960年代初めから交流があり、土方のリサイタルに詩を寄せられ、万博映画「誕生」(脚本・谷川俊太郎)にも谷川さんが土方巽の出演を推薦されています。
ご自身のユニークな生き方から始まり、土方巽の人と仕事についての意見や感想を述べられ、「病める舞姫」についても、読みこなすのはむずかしいと仰りながら、もっと読み込んでみたいとのことでした。
詩人としての人気のほどをうかがうことができましたが、お話の後は、参加者が列をなしてサイン会、撮影会になったほどでした。
「誕生」の映像も上映し、最後に、今年の土方巽をめぐる活動や事業を紹介して、「語る会」を閉じることになりました。なお、会場では3組のTV番組の取材・撮影が行われ、これを機に没後30年の土方巽が広く紹介されることになりそうです。

さらに、没後30年を記念して、大学隣の密教寺院、龍生院で行われる護摩焚きに合わせて舞踏のパフォーマンスという、初めての試みとなる特別イベントが実施されました。
いつもより読経に参加される僧侶も多く、護摩祈祷も盛り上がりました。さらに点滅さんによる舞踏も、声明・読経、太鼓。鉦の音に呼応して感動を呼ぶものになりました。普段は静かな本堂に、予想をはるかに超える参加者があり、入場できない人もいて、うれしい悲鳴でした。
なお、木村優子(草月流)による生け花のパフォーマンスも行われました。 さらに、「土方巽を語ること」の拡大版として、前日20日に「第1回20世紀舞踊研究会」をノグチ・ルーム(旧万来舎)で開催しました。「1950年代舞踊/批評とメディア」と題して、1950年代から60年代にかけてのモダンダンスをめぐる研究を促すシンポジウムでした。ゲストスピーカーとして、本学のバレエ研究会の中心メンバーだったうらわまことさん、山野博大さんをお招きしました。土方巽の舞踏の源流を探る試みでもありますが、当時の貴重な資料をめぐって、今後も定例の研究会として展開することが期待されます。  (森下)

 

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