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【展覧会報告】センチュリー文化財団寄託品展覧会 描かれた古(いにしえ)-近世日本の好古と書物出版-

センチュリー文化財団寄託品展覧会 描かれた古(いにしえ)-近世日本の好古と書物出版-

【日 時】2016年11月14日(月)- 2016年12月16日(金)

2016年11月14日から12月16日、アート・スペース及び三田キャンパスの慶應義塾大学図書館展示室にて「センチュリー文化財団寄託品展覧会 描かれた古(いにしえ)-近世日本の好古と書物出版-」が開催されました。

江戸時代に生きた好古家たちの古書画や古器旧物の収集を記録した書物を中心に、彼らの過去へ向けた多様な関心のあり方に光をあてた展示となりました。一際目を引くのが、藤貞幹《集古図》の一連の開披でしょう。例えば今回ポスタ―等のキービジュアルとなった刀剣は、螺鈿の質感まで再現するかのように丹念に彩色され、きらびやかな存在感を放っていました。洋書等から得た知識によって描かれた太陽と月の図解には、太陽から吹き出すコロナや月のクレーターらしき描き込みが見受けられます。《大仏測定図》は、東大寺の盧舎那仏の隅から隅まで寸法した記録ですが、実は本物よりも8割大きく記録されているとのこと。また新出の菅原洞斎撰《絵師姓名冠字類鈔》は専門家の関心が高く、関西から鑑賞のために来館された方も見受けられました。

cleardot.gifこれらの記録を見ていると、古い時代の資料を参照しながら記録をまとめ研究を重ねる姿勢は、基本として今も変わらずにあり続けていると実感いたします。

来場者数は一昨年と比べると4割も増加していました。斯道文庫とアート・センターとの共催展示、回を重ねるごとに心待ちにしてくださるファンの方が増えているようです。斯道文庫の先生による展示解説ギャラリートークは、リピーターも出るほど人気となりました。(堀口・松谷)

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