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慶應義塾大学アート・センターのお知らせや、活動のレポートをお届けします


「アート・アーカイヴ特殊講義」(アート・センター設置科目)報告

2007年より始まった「アート・アーカイヴ特殊講義」が今年で11年目を迎えました。
「アーカイヴ」が、単なる貯蔵庫や諸物の集積ではなく、芸術を思考するための一つの方法論であることを、この講義において探求してきました。
その成果の一端は今年度行われるプロジェクトであるKUACアート・アーカイヴ20周年「ジェネティック・エンジン」においても公開されます。
以下に掲載する今年のシラバスを通して、その内容の一端をご覧下さい。(文:久保仁志)

担当教員
アート・センター教授 渡部葉子
講師 久保仁志、森山 緑

授業科目の内容
本講義は新旧メディアの混在によって多様化する諸事象とその表現を観測・記録・保存・伝達・包含・表現するための方法論の構築を目指す。
具体的には、芸術をめぐる諸事象及びそれらを中心に組織される資料群を「アーカイヴ」という理論と実践を通して思考する。
「アーカイヴとは何か、アーカイヴを成立させる条件とは何か、アーカイヴは何をなしうるのか、アーカイヴをいかに構築するのか」
これら4つの問いを軸にこの思考は組織される。
本講義の主な課題は、具体的な芸術活動の実践的モデルを基点とし、これらの思考を通してアーカイヴ構築の基本的方法を身につけることであり、芸術について考えることである。

授業の計画

  1. アーカイヴにおける4つの問い1:アーカイヴと歴史1
  2. 「草月アートセンター」関係資料群のアーカイヴ化
  3. 「藤田嗣治」資料群のアーカイヴ化
  4. モデル1:黒木和雄《椅子をさがす男》
  5. リスト:リストとは何か ―インターフェイスとしてのリスト―
  6. モデル2a:クリストファー・ノーラン《メメント》
  7. モデル2b:クリストファー・ノーラン《メメント》
  8. モデル2c:クリストファー・ノーラン《メメント》
  9. モデル3a:ロバート・スミッソン「ノンサイト」
  10. モデル3b:ロバート・スミッソン「ノンサイト」
  11. モデル4:ブルース・マクレーン《キング・フォー・ア・デイ》
  12. モデル5:ガブリエル・フォン・マックス「絵画と解剖学」
  13. モデル6:「ショアー」のアーカイヴは可能か
  14. 課題発表1
  15. 課題発表2

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