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慶應義塾大学アート・センターのお知らせや、活動のレポートをお届けします


【展覧会報告】同時代の眼IV「光の在処――イミ・クネーベル」展

【会 期】2014年5月19日(月)-7月11日(金)11:00-17:00
【会 場】慶應義塾大学アート・スペース
http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/imi-knoebel-where-there-is-light/

現代作家が提示する世界観や表現を紹介する「同時代の眼」シリーズ第4回展で
取り上げたのは、ドイツの美術家イミ・クネーベル(Imi Knoebel, b.1940)
です。日本では紹介される機会の少ない作家ですが、ヨーゼフ・ボイス(Joseph
Beuys, 1921-86)の下で学んだボイス・シューレを代表する作家のひとりです。
本展覧会は、クネーベルの初期から2007年に至る作品14点を展示し、その多
岐にわたる作品を静かに感じ取る場となることを目指しました。展示の配置に
際しては、作品の持つ特性を鋭敏に捉えたことで、アート・スペースの真白な
壁面に作品がいっそう厳かに浮かび上がりました。

延べ600名を超える方にご来場いただき、アンケートにも多くの方がご回答く
ださいました。「どの作品が好きですか」という問いの答えは見事に分かれました。
意見が分かれた理由の一つは、クネーベル作品の多様性からくるのかもしれません。
絶妙なバランスで浮遊する切り絵。色彩とセメントが溶け合うブロック。
アルミニウムの眩い色面。
クネーベルの作品に惹きつけられた時。それはまさに、クネーベルの感じ取った
「光の在処」に近づく瞬間だったのかもしれません。

会期最終日には、本展に作品をお貸しくださった画廊かんらん舎の大谷芳久氏
をお迎えしてトークをしていただきました。クネーベルという作家の人柄、制
作態度、ブリンキー・パレルモ(Blinky Palermo, 1943-77)やライナー・ギー
ゼ(Rainer Giese, 1942-74)など同時代作家との交流の様子が、クネーベルを
直接知る大谷氏によって、豊富な視覚資料と共に生き生きと語られました。ト
ーク後半は展示室へ場を移し、60人を超える参加者の方々とともにクネーベル
の世界を共有する時間となりました。             (文・山口)

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