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慶應義塾大学アート・センターのお知らせや、活動のレポートをお届けします


アーカイヴ利用者の声(9月)

アーカイヴにお越しくださった方々から、ご感想やご意見をいただき、ご紹介しています。

9月は12名の方々がアーカイヴを利用されました。

今回は明治学院大学大学院に在籍中の山腰亮介さまのご感想をご紹介します!

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慶應義塾大学アート・センターは同大学三田キャンパスの正門から桜田通りを挟んだ向かい側に位置していて、この通りをまっすぐ進むと僕の在籍している明治学院大学があります。周囲には昔からある建物や史跡も多く、土地に宿った記憶が目配せしているこの場所にアート・センターがあることの必然を訪れるたびに実感します。
アート・センターはアーカイヴの資料体だけではなく、二次資料や関連するアーティストのカタログ、著作も充実しており、担当をして下さっている森山緑さんや他のスタッフの方々を通じて、一人で本棚に向き合うだけでは知り得ない思いがけない出会いをしています。
3月にアート・スペースで開催されたアーカイヴ資料展「タケミヤからの招待状」では、1950年代に瀧口修造が企画とその運営を担い、若いアーティストたちの活躍の場となったタケミヤ画廊からの案内状が公開され、瀧口の詩や批評、造形作品からはみえてこない当時の空気をうかがい知ることができました。同展のリーフレットには、タケミヤ画廊が「新しい芸術のための温床、道場でもあり楽しいクラブでもある生気のある場所」を企図していたことが記されていますが、瀧口がシュルレアリスムというグループを基本とする文学・芸術運動に西脇順三郎を介して触れたこと、また西脇を中心とした三田のグループで同人誌『馥郁タル火夫ヨ』を刊行したこととそれとは連続したことであるでしょう。
この三田の地で、人と人とのコミュニケーションからひろがる知の交流の場として、アート・センターがこれからも機能してゆくことを期待しています。

山腰亮介
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アート・スペースの展示にも足を運んでくださり、ありがとうございます。アーカイヴから広がる、人と資料、人と人との学問的な交流の場をこれからも構築してゆきたいと思います!

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