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慶應義塾大学アート・センターのお知らせや、活動のレポートをお届けします


【展覧会報告】「古代への憧憬」展

◇ [アート・スペース展示]「古代への憧憬」展 報告

http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/adoration-to-classical-antiquity/

【会 期】2014年12月8日(月)-2015年1月30日(金)

平日10:00-17:00 開館  土・日および12月22日-1月9日休館、1月10日は開館

【会 場】慶應義塾大学アート・スペース

12月から1月の間アート・スペースで開催された「古代への憧憬」展。今回 2体並べて展示された古代彫刻は、この度慶應義塾大学に寄贈された≪女性頭部≫ と、ブリヂストン美術館の所蔵する≪哲人の顔≫。どちらも大正時代に慶應 で学んだ武藤金太が購入したものです。その頃美術史で教鞭をとっていたのが 澤木四方吉。本展では「古代への憧れ」「学問への情熱」をテーマに、慶應義塾 大学の美術史科で学んだ子弟をめぐる作品と資料を展示致しました。  本展のための調査では、澤木留学中の友人とのやり取りがわかるハガキや澤 木の講義案原稿、武藤金太の在籍状況を示す資料の存在が確認でき、それぞれ 神奈川近代文学館、慶應義塾図書館貴重書室、福澤研究センターからお借りす ることができました。展示室には奥に2体の彫刻が並び、そのそばに山本鼎の 油彩画≪澤木四方吉の肖像≫と飯田善國作≪守屋謙二氏の肖像≫が飾られまし た。また、参考出品として古代コインの石膏型取りが展示されました。展示で は繊細に写し取られた模様がよく見えるようマグライトをご用意しましたが、 ほの暗い展示室の中でコインを照らし出す鑑賞の仕方は冒険心をくすぐられて 楽しいとご好評いただきました。

期間中には中学生に向けた鑑賞プログラムを実施しました。今回は慶應義塾中 等部の生徒20名がご参加くださり、彫刻を色々な方向から見てみたり、肖像 画に描かれた人物のポーズや背景に注目してみたりと、友人と一緒にじっくり 鑑賞する機会となりました。全体では374名の方々にご来場いただき、その中 にはやはり慶應の卒業生や在校生が多くいらっしゃいました。アンケートには 次のようなご感想が寄せられました。「大先輩の書簡、自筆資料を拝見し、追体 験ができ大変感動しました。「幸せ」というのは、こういうことなのかなと思っ た新年のはじまりです。」「西洋美術を学ぶ者として在学中にこのような機会に 立ち会うことができ非常に嬉しく思います。」本展を通して、学びへの情熱を今 に生きる人々に伝えることができたのなら大変幸いです。 (文・山口)

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