アーカイヴ利用者の声(2015年4月)
アーカイヴにお越しくださった方々から、ご感想やご意見をいただき、ご紹介しています。
4月は19名の方々がアーカイヴを利用されました。
今回は国立近代建築資料館の海老名熱実さまのご感想をご紹介いたします。
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「慶応義塾大学アート・センターを訪問して」
慶應義塾大学アート・センター教授の渡部葉子先生には、文化庁国立近現代建 築資料館の運営委員を務めて頂いています。そんなご縁から、アート・センタ ーを訪問させて頂きました。 私たちの興味は、膨大な所蔵資料をどのような手順で整理し、データベース化 し、アーカイブズとして構築してくのかということ。実際にアート・センター の収蔵庫を拝見しながら、そのフローを説明いただきました。特に印象に残っ ているのは、ファイルに収められている資料をアイテムにバラして整理し直す 資料群の話。確かに、アーティストの資料群は建築家のそれとは異なり、プロ ジェクトの切れ目が不明瞭になりがち。よって、アイテム単位で年代順に並べ 替える整理方法が有効なのだと感じました。 今回の訪問では、資料群ごとの特性を考慮した整理方法の重要性を、改めて教えていただきました。長時間にわたり、丁寧に対応いただいたスタッフの方々に感謝します。(海老名熱実)
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建築とはまた異なった、当館の資料整理手法にご興味をお持ちいただけて大変 嬉しく思います。 今後も引き続き、アーカイヴをご利用いただいた方の声をご紹介していきます。