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慶應義塾大学アート・センターのお知らせや、活動のレポートをお届けします


【催事報告】地方・地域における文化芸術活動と大学「文化による地域創生:北東北からの報告」

◇ 地方・地域における文化芸術活動と大学「文化による地域創生:北東北からの報告」

【日 時】2015年10月15日(木)

【場 所】慶應義塾大学三田キャンパス 大学院棟1F 313教室

【H P】http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/community-tohoku/

 

この8月から9月にかけて青森において、アート・センターの主催でPSi2015TOHOKU(国際パフォーマンス・スタディーズ学会)を開催しました。日本では初の開催でしたが、海外から多くの研究者が集い成功裡に終了することができました。

この学会開催の準備にあたり、開催場所となった青森県立美術館とともに、たいへんお世話になったのが、青森の舞踏家福士正一さんでした。福士さんは「公務する舞踏家」として有名ですが、青森での文化活動の担い手としても貴重な存在です。オーガナイザーとしての力を学会開催のために果たしていただきました。さらに、学会内でのイベントや、学会開催に合わせた青森フリンジの実施にも尽力していただきました。

またこの8月に、アート・センターの恊働によって、土方巽記念秋田舞踏会の舞踏イベントが、秋田・男鹿で実施されました。舞踏のワークショップを中心に、舞踏公演や男鹿の芸能などが多彩に行われました。その会場となったのが、男鹿の大龍寺です。禅宗の名刹大龍寺は、寺院のあり方や寺院の活動についての住職の考えもあって、これまでさまざまな文化・芸術活動の場となっいぇいます。この活動を推進されているのが、住職の三浦賢翁さんです。ワークショップには25人ばかりの外国人の参加がありましたが、三浦さんは普段から外国人との交流を盛んにされていて、スムースに実施できました。

今回のセッションは、このお二人をお招きしての講演と討議となりました。講師のお話は、それぞれの体験を踏まえて具体的な活動の紹介とともに、活動につながる理念やコンセプトを話されました。

地域と密接につながる活動でありながら、地域を越えてありうべき文化活動の指針を示されていました。

参加者は約35名で、文化資源の活用に関心のある人、企業と地域の文化との接点を求めている人、舞踏をどう現場で活かすかに関心のある人など、さまざまな人が参加されました。

講師の体験談にだれもが共感されたようで、活発な質問や意見が交わされました。今後の展開を促す意見やアイディアも出て、有意義なセッションになりました。

青森と秋田からの発表ということには、疑問も寄せられました。アート・センターとしては、北東北に限定する意思はありませんが、この数年、アート・センターの活動が北に向かっていること、何より舞踏に関わることでいえば、舞踏の創始者土方巽が秋田出身であり、秋田で土方巽と舞踏を再評価する気運があって、それを支援することに意義を認めてのことです。

今後とも、アート・センターがどのように恊働できるのか、どう支援すべきかを考えて、提案型の事業展開を推進することをめざします。  (文・森下)

 

*青森/主催事業

PSi2015TOHOKU 国際パフォーマンス・スタディーズ学会

PSi青森フリンジ

2015年8月28日〜9月1日 青森県立美術館

  • 秋田/協力事業
「男鹿で土方巽に出会う2015年8月」8月19日〜27日 秋田・男鹿市

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