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【催事報告】雪雄子舞踏公演「秘光」

2018年慶應義塾大学新入生歓迎行事(日吉)
雪雄子舞踏公演「秘光」

2017年6月8日(金)
日吉キャンパス・来往舎イベントテラス
主催:慶應義塾大学日吉教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)・慶應義塾大学アート・センター
協力:ポートフォリオBUTOH

出演者:雪雄子
照明・音響:曽我傑

 慶應義塾大学2018年新入生歓迎行事として、雪雄子舞踏公演「秘光」が、6月8日(金)に慶應義塾大学日吉キャンパスの来往舎で行われました。日吉キャンパス恒例の舞踏公演です。

 雪雄子さんは、1960年代末に状況劇場に出入りし、その縁で土方巽を知ることになったのです。しかし、土方巽に入門することなく、1972年に麿赤兒らとともに、大駱駝艦の旗揚げに参加します。以来、ビショップ山田とともに、北方舞踏派を設立し、山形県鶴岡に本拠地を構えて公演活動を行い、さらに北海道の小樽に渡り、北の地での活動を続けました。この間に、女性の舞踏グループ鈴蘭党も結成し、ユニークな舞踏活動で注目を集め人気を得たのです。その後、東京に戻り、土方巽の支援も得て北方舞踏派としての活動を継続していました。しかし、土方巽死後、グループを解散し、一人青森の地で舞踏家として行きてゆくことを決断、現在も冬は雪に埋もれる弘前の郊外の山間の地で舞踏を生きる日々を送っています。

 タイトルの「秘光」とは、冬の日に森の木々のはざまから洩れる光や、冬に渡来する白鳥がたたずむ池の水面に反射する光を、自らの肉体につつみこんで愛おしむようなイメージがあります。

 今回の公演でも、長年の舞踏活動を踏まえて、北の生活から生まれる舞踏を追求して、物語性をはらみながら、叙情豊かに演じてくれました。いつもながら、暮れなずむ夕べの時間を意識した、曽我傑さんの見事な照明でしたが、雪さんも幼児から年を経た女までの人生の時間を演じて感動的な舞踏でした。なかんづく、みじろぎもせず、すくっと立錐した雪さんの身体は舞踏ならではで、ケレンのない巧まざる見事な踊りとして成立していました。

 当日はいつもながらの舞踏ファンに加えて、久しぶりに東京近くで踊る雪さんを見ようという観客、そして若い学生・高校生たちと多くの人が立ち会って、感動を分け合っていました。

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