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慶應義塾大学アート・センターのお知らせや、活動のレポートをお届けします


【展覧会報告】奥村雄樹「彼方の男、儚い資料体」

アート・センターでは、11月11日~22日までの2週間にわたって現代アーティスト奥村雄樹による個展「彼方の男、儚い資料体」が開催されました。本展覧会は、今回の展示の中核をなす映像作品《彼方の男》((2019|HDヴィデオ|116分15秒)や、パネル作品、アーカイヴ資料体によって構成されており、短い会期にもかかわらず91名の方にご来場いただきました。また本展に先立ち、11月9日には映像作品《彼方の男》の特別上映会およびアーティスト本人を交えたディスカッションを開催し、こちらのイベントにも多くの方にご参加いただきました。
奥村雄樹氏(1978年青森生まれ)は、さまざまな表現媒体を通じて独自の視点から作品を展開する現代アーティストとして知られています。現在はマーストリヒトとブリュッセルを拠点に活動し、国内外のギャラリーで個展を開催するなど精力的な制作活動を行なっているほか、翻訳家としても活動しています。


今回はアートスペースでの展示に加えて、会期中のみ、当センターのアーカイヴに同作に関連する3点の物品で構成された資料体が追加され、展示の一部として公開されました(予約制)。アーカイヴを閲覧する一連のプロセスを通じて、アーカイヴにとって資料とは何か、資料を通じてどういった可能性が開かれるのかといった問題について、来場者の方に考えていただく機会となりました。


なお、本展開催に先立ち11月9日に行われた《彼方の男》の特別上映およびアーティスト本人を交えたディスカッションでは、長丁場にもかかわらず40名ほどの方にご参加いただきました。ディスカッション「分身の審判」では~という趣旨のもと、現在愛知県美術館の館長を務める南雄介氏を迎え、アーティストの奥村氏、当センター教授 / キュレーターの渡部葉子、当センター所員の久保仁志による活発な議論がなされました。イベント終了後に当センター2階で行われたリフレッシュメントでは、飲み物を片手に和やかな雰囲気で登壇者と歓談を楽しむ来場者の方の姿や、来場者同士が交流する姿も見受けられました。

(記:芹澤)

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